空き家相談窓口

横プラは、NPOとして発足当初から、空き家の活用について継続的に取り組んできました。

2003年~2006年にかけて、(旧)横浜市立大学経済研究所が主催した研究会に参加し、横浜市南西部郊外の住宅地の現状や将来の姿を分析・検討しました。この研究会には、市内の研究所や大学、宅地開発事業者の研究所等のスタッフなどが参加し、様々な視点から郊外住宅地の現状や持続可能な姿について分析、検討を行いました。
調査分析の結果、市全体の人口や世帯数の増加が続いているものの、地域ごとにみると既に人口減少がはじまっており、今後、南西部郊外等で人口とともに世帯の減少が予測され、空き家の有効な活用が重要な課題となることがわかりました。

横浜市の委託を受け、2006年〜2007年には、先進的な空き家活用事例を学ぶ公開の勉強会として連続的に空き家活用セミナー」を開催し、平成2007年9月には自主事業として「空き家相談窓口」を開設しました。
空家相談窓口では地域に貢献する空き家の活用を相談(原則無料)の対象としています。空き家を探している場合、空家を所有し活用する団体等を探している場合の双方に対応しています。

[2007年〜2016年の実績]
・電話、メールなどによる相談 約120件
内 現地物件確認 約60件
内 活用が実現したもの 6件(実現しなかった事例からもも空き家対策を考える上で参考になる情報が得られた)
・横プラのメンバーがコーディネータとして参加するなどの形で実現したもの 2件

2007年〜2012年にかけて、住まい・まちづくり担い手支援機構の研究・事業助成をうけ、空き家活用を推進するための合意形成等の調査・研究を行いました。

横浜市から空き家の実態把握や空き家活用促進に関連した調査を受託しています。

平成27年3月に横浜市と「空家等対策に関する協定」を締結しました。また横浜市空家等対策協議会のメンバーとして、総合的な空家対策の推進に協力しています。

平成28年神奈川県の基金21事業に「空き家等の利活用による地域の魅力アップ事業」を応募し採択され、平成29年度から事業を開始しました。平成30年度も継続が認められ引き続き事業に取り組んでいます。

*横浜市の「空家の流通・活用マニュアル 〜空家活用の可能性と手順〜」(横浜市のサイトへ)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/housing/minju/akiya-akichi/akiyakatuyoumanual.pdf

*横浜市空家等対策協議会(横浜市のサイトへ)
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/housing/minju/akiya-akichi/kyogikai/

*空家等対策に関する協定(横浜市のサイトへ)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201503/20150326-040-20849.html

*かながわボランタリー活動推進基金・協働事業負担金(神奈川県のサイトへ)
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/u3x/cnt/f5258/